保育の現場に8年いた私が感じること
保育士として8年間、主に0〜2歳児の保育に関わってきました。
保育の現場では常に「目的を持った保育」が行われており、毎日登園してくる子どもたちの観察からはじまり、子どもひとりひとりの成長に添って保育を行っています。
お迎えに来るお母さんと、1日を振り返りながらお話をする申し送りの時間もとても大切で、一緒に成長を喜べる時間、お母さんの悩みにそっと寄り添う時間なども含め、保育士の仕事は多岐にわたります。
実際、ベビーマッサージの世界で活動する中で、保育の現場で学んできた専門性(お子様の身体の発育、情緒面の発達、お家でできる声かけ、環境づくりなど)がお母さんたちに必要とされることも感じています。
ちょっとした悩み、専門雑誌には載っていないような、リアルな悩みにお答えしていくことも、私たちのような保育現場で働いていたからこそ力になれることがあります。
お母さんたちが安心して帰っていく姿を見るたびに、これまでの経験は無駄じゃなかったと感じるばかりです…
保育士さんの働く環境の課題
実際に、ベビーマッサージ講座に参加される方の中には現役の保育士さんや、元保育士さん、看護師さんなどもいらっしゃいます。
- 保育士として現在働いている方
- 保育士として働いているけれど、転職を考えている方
- 保育士として働きながら、スキルアップを目指している方
そんな方の相談に乗ることもあります。
保育士の現場は想像しているよりも大変なこともあります。時間に追われたり、自分の理想とする保育ができない場合もあります。
保育現場を離職する方の悩みのひとつは、
- 園長や管理者との保育観の違い
- 園長や同僚との人間関係
保育士の女性の割合は96%と言われています。
(実は、看護師の女性の割合も95%なので、似た環境だと言われています!)
女性だけの世界にいるからこそ、様々な悩みを抱えて辞める方も多いのも事実です。
大人ですし、人間関係に関しては改善できたとしても「保育観」の違いというのは、保育士さんにとって大きな悩みのひとつになります。
だって、毎日の仕事現場で、子どもたちに集中したいのに、他のことにとらわれて集中できないのは次第に疲弊していきますから…
ベビーマッサージの講座に来られる、保育士さんや元保育士さんとお話をしていると、志高く、子どもたちのために何ができるのか?を追求して頑張っているのに、その気持ちが届かず苦しい思いをしている方が多いのも事実です。
自分らしい働き方を模索してほしい
本来働くということは、人生を豊かにするものです。
あなたが元気いっぱいに、心から楽しみながら保育に関わることが、子どもたちにとって何よりも大切です。
だからこそ、あなたの保育に対する思いや、子どもたちへの愛をたっぷり伝えていってほしいと思いますし、大切にしてほしいのです。
ベビーマッサージを学ぶことで、いつもとは違う環境に身を置き、新しい学びを得ることによって、現場に戻った時に、また違った視点で現場を楽しめるようになるかもしれません。また、ベビーマッサージを学ぶことで、新しいキャリアにつなげることもできるでしょう。
ベビーマッサージ養成講座は、保育士や看護師さんにも多く受講されています。その理由は、これまでの専門職が活かされ、スキルアップだけでなく、キャリアップにもつながるからです。
「子どもが好き!」なのであれば、ぜひその知識や経験を活かして、子育てを頑張っているお母さんに寄り添い、あなたの思いをぜひ実現してほしいです。
私は、人生において本当に貴重な時間に携わる、ベビーマッサージセラピストとして、お母さんとお子様にしっかり密に関わりながら、健やかな子育てのサポートをこれからもしていきます。